「しっかり寝たはずなのに、朝からだるい」「何をしてもスッキリしない」──そんな状態が続いていませんか?
実はその疲れ、年齢のせいではありません。原因は、自律神経の乱れと“脳の使い方”にあるのです。スタンフォード大学の研究でも、睡眠の質と血流が心身の回復に大きく関わっていることが明らかになっています。さらに、脳に「余白の時間」があると、回復力が劇的に高まるとも言われています。
今回は、医学・農家科学・心理学の知見をもとに、40代・50代でも使える「疲労回復の習慣」をご紹介します。
【1】身体の疲れを取る方法
まずは身体から。睡眠の質が悪いと、どれだけ寝ても疲れは抜けません。そのカギを握るのが、体温調整です。
入浴で体温を整える
深い眠りにつくには、入眠前に体温を一度上げてから下げることがポイント。方法は簡単、40℃のお風呂に10分入るだけ。
これで入眠後に深部体温が下がりやすくなり、深い眠りに入りやすくなります。
スマホの光を避ける
寝る直前のスマホ使用はNG。ブルーライトが睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を妨げます。
最低でも30分前にはスマホの画面をオフにしましょう。
血流を促す軽い運動
疲労回復には血流改善が重要。ハーバード大学の研究では、軽いストレッチや5分の散歩でも十分な効果があると報告されています。
栄養で回復力を底上げ
マグネシウムとタンパク質は、体の修復に欠かせない栄養素。
- 納豆・豆腐
- 青魚(サバ・サンマなど)
- 卵や鶏むね肉
これらを意識して食べることで、疲れにくい体づくりが進みます。
【2】脳の疲れを取る方法
次は“見えにくい疲れ”である脳の疲労について。実は、脳が最も整理・回復を行っているのは、「ぼーっとしている時間」なのです。
余白時間が脳を癒す
サウナや湯舟で静かに過ごす、1人で散歩する──そんな「何もしない時間」が脳にとっては最高の休息です。
マルチタスクを減らす
あれもこれもと同時にこなすマルチタスクは、IQを一時的に下げるとも言われています。
「やることは3つまで」に絞って、1つずつ丁寧に終わらせる。それが脳の負担を軽くする習慣です。
【3】心の疲れを取る方法
最後に心。ストレスや不安で心が疲れると、身体にも大きな影響を及ぼします。
自分をねぎらう言葉
「今日もよく頑張った」──たったこれだけの言葉が、ストレスホルモンを減少させる効果があるとわかっています。
自己肯定感を高める、シンプルで強力なメソッドです。
「楽しみ」を先に予定に入れる
旅行、外食、読書、ゲーム、映画など、なんでもOK。
「楽しみ」が予定にあるだけで、脳のストレス反応は大幅に減少します。心の支えになる習慣を、ぜひ生活に組み込んでみましょう。
まとめ:疲れは気合いじゃなく、整えるもの
疲れは我慢したり、根性で乗り越えるものではありません。仕組みで整えることで、自然と回復していくものです。
まずは今日、1つの習慣から試してみませんか?
あなたの疲れの取り方、ぜひコメント欄で教えてください。他の方のヒントになるかもしれませんし、私もとても参考になります。
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