会話は人と人をつなぐ大切なコミュニケーションの手段ですが、時々「会話泥棒」に遭遇することがあります。もしかすると、あなたも知らず知らずのうちに「会話泥棒」になってしまっているかもしれません。
今回は、「会話泥棒」の特徴を5つ紹介し、どうすれば改善できるのか?についても分かりやすく解説します。
会話泥棒とは?
会話泥棒とは、相手が話している途中で話題を奪ったり、自分の話ばかりしてしまったりする人のことを指します。会話は本来キャッチボールのようにお互いの話を受け止めて、やり取りを楽しむものです。しかし、会話泥棒は一方的にボールを奪ってしまうため、相手が話す機会を失い、楽しいはずの会話がストレスになってしまうこともあります。
では、具体的にどのようなタイプの会話泥棒がいるのか見ていきましょう。
会話泥棒の特徴5選
1. 話の途中で遮る(割り込み型)
相手が話している途中で「それで思い出したんだけど!」などと割り込み、自分の話に切り替えてしまうタイプです。相手の話を最後まで聞かずに話し始めるため、相手は「最後まで話したかったのに…」とモヤモヤした気持ちになってしまいます。
例:
A「昨日、新しいカフェに行ったんだけど…」
B「え、それなら私も!この前行ったカフェがすごくおしゃれでさ…」
Bさんは悪気なく自分の話を始めてしまっていますが、Aさんの話を途中で奪ってしまっています。
対策:
・相手が話し終わるまで待つ
・「それでどうなったの?」と相手の話を広げる
2. 自分の話に持っていく(自分語り型)
相手の話を聞いているように見えて、すぐに「それ、俺もさ…」と自分の話にすり替えてしまうタイプです。
例:
A「最近、ジョギング始めたんだ。」
B「俺なんて毎日10km走ってるよ!去年はマラソン大会にも出たし…」
Aさんは自分のジョギングの話をしたかったのに、Bさんがすぐに自分の話に変えてしまいました。
対策:
・まずは「へぇ、すごいね!」など、相手の話に興味を示す
・自分の話をする前に「それで、ジョギングどう?」と聞き返す
3. 話を否定して自分の意見を押し付ける(マウント型)
相手の話に対して「いや、それは違うよ」などと否定から入り、自分の知識や経験のほうが上だとアピールするタイプです。
例:
A「この前観た映画、めっちゃ感動したんだよね!」
B「えー、あの映画は評価低いし、ストーリーもありきたりだよ。もっと良い映画あるよ。」
Aさんは感動した話をしたかったのに、Bさんに否定されてしまい、楽しい気持ちが冷めてしまいます。
対策:
・まずは「そうなんだ、面白そうだね!」と共感する
・自分の意見を言う前に「どういうところが良かったの?」と聞く
4. 話を広げずに終わらせる(ブツ切り型)
相手が話を振っても「へぇ」「そうなんだ」で終わらせてしまい、自分の話に切り替えるタイプです。
例:
A「この前の旅行でめっちゃいい景色見たんだ!」
B「へぇ、いいね。そういえば俺もさ…」
これではAさんの話が広がらず、単なる報告で終わってしまいます。
対策:
・「どんな景色だったの?」など、相手に質問をする
・「写真とか撮った?」と興味を持つ
5. 一方的に喋り続ける(独演会型)
相手が話す隙を与えず、自分の話だけを延々と続けるタイプです。相手が話し始めてもすぐに自分の話に戻してしまうことが多いです。
例:
B「でね、あの時こうなって…いや、マジでさ、俺の考えでは…(5分経過)」
A(話せない…)
これでは、相手が話に参加できず、聞き手に回るしかなくなってしまいます。
対策:
・「○○さんはどう思う?」と相手に意見を求める
・「話しすぎちゃったかな?」と時々確認する
まとめ
会話泥棒には5つの特徴があります。
- 話の途中で遮る(割り込み型)
- 自分の話に持っていく(自分語り型)
- 話を否定して自分の意見を押し付ける(マウント型)
- 話を広げずに終わらせる(ブツ切り型)
- 一方的に喋り続ける(独演会型)
どれも悪気がなくてもやってしまいがちな行動ですが、相手の話をよく聞き、興味を持つことで改善できます。
楽しい会話をするためには、相手の話を尊重し、思いやりを持つことが大切ですね!
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